この公演を聞いて、量子コンピュータというよりも、RSAの暗号化が危殆化するとのことので、公演よりももう少し掘り下げて行きたかったのでこの本を図書館で借りて読みました。
現在は、RSA2048ビットで守っていて、現在のスパコンの進歩で、2030年になると現実できな時間で解読できるのが、2030年とのこと。それまでに新しい暗号化方式を作り出すか、キー長を伸ばすかが必要になります。
量子コンピュータでは量子ビット安定しない、誤りが出るので、誤りビットを修正する必要があり、RSA2048Bitを解読するためには4000Bitぐらいが必要になるとのことです。現在の量子コンピューターは8ビットぐらいだけど、今の進み具合では、2030年ぐらい4000Bitぐらい達成されそうな感じです。
現在のコンピュータでは、RSAのビット数が伸びるとそれ以上に難しいくなり安全性が確保できますが、量子コンピュータではよいアルゴリズムを使うことができるため、危殆化が早くなります。
そのため、新しい暗号方式が必要になります。新しい暗号化方式を現在探しているところだそうです。暗号キーを小さくするや、暗号化する時間が長いけど、複合は早いなど、いろいろな特徴がある暗号化が議論されているようです。
2030年は8年後だから、まだまだあると思いきや、RFCで作って、ブラウザに対応させるためには、もうぎりぎりな時間だそうです。今、数学者、コンピュータ関連の技術者が結集して策定してくれているので、早く結論が出ることを期待して待ってみたいと思います。