データの見えざる手

今日は興味深いセミナーに行きました。

データの見えざる手を著者の矢野さんのセミナー。一度本を読んでいたので、解析される前のデータがピコピコしていてあぁ、これを解析したんだと感じました。

人間の行動は一定期間(例えば1日)の行動回数は制限があり、一定時間(例えば1分)の中で動かせる回数はU分布に従うということをウェアラブルデバイスとビックデータを利用して発見したということ。U分布はボルツマン分布と同義です。ここからは自己流ですが、一定時間に動かす回数が多くなると、それに伴うエネルギーを使うので、ずーっと動き続けられない。また、一定期間の行動回数であるエネルギーは変えられないので節約する時間との兼ね合いでボルツマン的になり、U分布になると理解しました。

(著書ではU分布の話が部屋入ったたまで表現され、2つの部屋の移動で説明されていましたが、あれはちょっとちがうかなぁ。理由はここのページで勉強しました。負の回数が起こらないということが説得力がない

http://kiito.hatenablog.com/entry/2014/10/22/221742

人の行動回数がU分布に従っている状態はとてもリラックスした状態で、この状態が続けば、ハッピネスが上がる、また、U分布から離れるとそれだけ自由な状態から抑圧を受けているということでハッピネスが下がるということでした。

セミナーの中では、10ぐらいのグループぐらいから動作する回数の分布からグループのハッピネスが算出できるようになるとのことでした。さらに、成果の指標がわかりやすい仕事の現場で当てはめるとハッピネスが仕事の成果と強い相関があるとのことで、成果の見えにくい仕事でもハッピネスを観測することで今後の活動の成果を予測できるかもしれないとのことでした。

私は集団での活動はあまり関心がなく、個人のデータを繰り返しデータを収集することで、自分がどれくらい負荷のかかる仕事をしてるか判断できるのではと思っています。また、日頃の行動の数値化しておくことでストレスをためている状態が続いているとかわかり、うつ病の予防になると信じています。

まずは、自分のデータを先行している企業や会社に取られて勝手にゴニョゴニョされるのではなく、自分で管理できるようにしたいなぁと思っています。また、ストレスと関連が強い、脈拍も最近のウェアラブル機器で取れるので合わせてとって、分析したいなぁと思っています。FitBitとかをハックして加速度の実データをとれないかなぁ。もっと早くデータをとるのなら、ちょっと重たいけど、いらないスマホかなぁ。ライフワークで取り組みたい。